こんにちは。円安が半端なく加速して物価高が止まらないですね。買い物に行くと、2~3年前と比べて物の価格が20パーセントから30パーセントくらい上がっている感覚です。収入が上がらないのに物価が上がるということは相対的に「円」という通貨の「価値」が下がっているということです。
今回は「通貨の価値=レート」について初心者にも分かりやすく解説してみたいと思います!
Ⅰ 為替レートとは?
- 他の通貨と比べた時の相対的な通貨の価値「値段」
- 海外に対する輸出、輸入において重要
- 外貨建てやFX取引で「儲けるために重要」
特にみんなに直接関係してくるのは物価ですね。モノを輸入するときに、自国の通貨より輸入先の通貨の価値が高ければ、必要な通貨の量は増えます。したがって輸入価格の上昇に伴い企業が利益を出すために、値段を上げるしかなくなります。これが物価高のプロセスです。
しかしGDPが低く輸入によって製品の製造を賄っている日本は「レートによる輸入のコストアップ」は大問題です。
国はこのバランスを取るために金利の操作、為替介入、国債の売り買いなどによってバランスを取ります。
Ⅱ 実需と投機でレートは動く!
- 実需=貿易取引、資本取引のこと
- 投機=ファンドや機関投資家、国などによる「儲け」を出すための取引
実需とは企業や国が、海外での取引に必要な通貨を両替することで起こるレート変動です。
例えば、企業Aが輸出を行う際、アメリカと取引するとしたら通貨にドルを使います。そのために大量の「円」を「ドル」に両替しなければなりません。その量の大きさからレートも動きます。
国同士のお金、資本の取引をする時も「両替」します。これが実需の取引です。
投機とは国内外のファンド、機関投資家、個人が「儲け」出すために、通貨を売り買いすることでレートが動きます。
実需やファンダメンタルを読んで投資家が儲かる通貨にお金を動かしているイメージです。
Ⅲ 通貨 経済の中心は「ドル」!
- 流通通貨の中で最も取引が多いのはドル
- 円、スイスフランも安定通貨
- 買われる通貨は「儲かる通貨」
まず経済は「アメリカ」から動きます。アメリカの経済指標、FRBによる見通しなどが重要なファンダメンタルになります。それに追随して「ユーロ」「円」「ポンド」などが動きます。
レートの変化、経済の情勢は「アメリカ」から追いましょう。
僕もFXでも株でもまずはアメリカの情報を掴むようにしてます。ひと昔前には有事のドル買いとも言われるほどでした。戦争や経済破綻など、大きいニュースがあると基本的には
「株」は売られ「債券」が買われたり、通貨も「ドル」に集まります。それだけ信用のある「通貨」ということです。
つまり「為替レート」も「ドル」から動く(基本的には)ことを覚えておきましょう!
Ⅳ まとめ
- 為替レートとは他国と比べての通貨の価値
- レートは実需と投機で動く!
- 基軸通貨は「ドル」!まずはここから!
基本的にはこのような感じです。投資や投機をするなら抑えておきたいです!
次回もまた投資や投機に役立つ金融政、経済情報を書いていきます!読んでいただいてありがとうございます。
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