お疲れ様です!
いよいよ明日はFOMCと日銀会合です!注目の利下げ、利上げの見通しと、国債買い入れの減額についての発表です!
今後のトレンドを決める重要なイベントです。
初心者にでもここはチェックしましょう。また値動きが読めないうちはポジションを持つのは止めておきましょう。
今回はそれも踏まえて「なぜ円安は止まらない?」についてです。
簡単に分かりやすく解説します!
主な円安要因とは??
そもそも円安とは相対的なモノで、他国の通貨に比べて円の価値が低いということです。
主に先進国のなかでの比較ですが、比較先はドル、ユーロ、ポンド、豪ドルなどです。
そしてこれらの国と比べて円安になってしまう要因は
- 貿易収支の赤字
- 金利差
- 海外サービス利用による支払い
などになります。
日本は生活や生産、エネルギーなど、国内の資源では生活できないほど「輸入」に頼っています。
単純に輸出より輸入の比率が大きいため貿易収支は赤字になってしまいます。
海外から輸入(海外からモノを買う)する時に円を支払う国の通貨に両替(円を売り、他通貨を買う)することで支払いをします。
実需の両替なのでお金の流れは一方通行になります。これが円売り(円安要因)です。
次に金利差です。日本は他の先進国に比べて金利がかなり安いです。
(他先進国はだいたい4~5%)
異次元の金融緩和によるマイナス金利から今まで利上げは1回のみ、それでも1%にも満たない上昇のみです。
金利の低さはいいこともありますが、現状円安要因の一つです。
前の記事に「お金の流れについて」解説していますが、金利が低い通貨、債券に海外からお金が集まることはありません。当然国内の投資家も海外の通貨、債券に投資します。
つまり円の両替=円売りです。
しかし今回の日銀会合では国債の買い入れ減額についても決定があるようです。
少しだけ「国債」について解説すると
今日本の国債は半分以上が日銀保有です。国が日銀にお金を借りています。
事実上、日銀が国債市場を支配している状態です(イールドカーブ)
国債を買うことで通貨の需給をコントロールしているのですが、国債の買い入れ減額は
「円高」要因になります。
なので国債の買い入れ減額は、将来的には円高圧力になるのでgoodです。
最後に海外のサービス使用による、円の支払いです。
今や日々の生活で馴染み深いAmazonやネットフリックス、YouTubeなど優秀なITサービスは全て海外の商品です。
何気なく使っているサービスも元の企業が他国であるため、その利益は
円で支払う→他通貨に両替(円売り)→企業へ流れていきます。
圧倒的なサービスの売り上げすらも円安要因になってしまいます。
これらの理由から、多少金利が上がったところで円安が解消されることがないととらえています。
もはや金利がどうこうだけで、円が上昇するレベルではなくなってきている気がします…..
投機で円が売られ、実需でも円が売られるダブル円安パンチです。
最後に日本企業による海外の工場建設や、買収も円安要因です。
これも上記と同じで海外の通貨での取引になるので基本(円売りです)
今回はここまでです。難しいところですが何とかもう少し円高になってくれるとありがたいですね!
すぐに物価には反映されないと思いますが….
参考になれば幸いです!
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