こんにちは。トレーダーのYUです。
日本が利上げか?米国の利下げは?中央銀行による動きが今注目されています。
そして先週の株価下落や一時的な通貨高により(NISA投資)で資産を減らした方も多いのではないでしょうか?私も積み立てNISAは爆損していました(笑)
新興株や国内株、債券等に投資しているため、株の積み立て利益が飛んでいました……(運用下手クソかよ)と文句も言いたくなりましたが、自分が悪いので仕方ないです。
Ⅰ お金は「儲かる方」に流れていく
一般的にはお金は、増える方に流れていきます。
1 景気が良く企業の業績が良いときは「株」が買われます。
株が買われ企業の資金が潤うと、さらに業績を伸ばすため新規事業や、既存の事業に投資をして規模を大きくしていきます。
すると、景気が過熱していき、少しずつインフレしていきます。
中央銀行は景気をコントロールするために利上げをしていきます。いわゆる短期金利
(政策金利)です。景気が良い間は金利が多少上がっても、銀行から融資を受けるため、景気が落ち着くには時間がかかります。
このタイミングの少し前ぐらい(政策金利が上がるかどうか)で通貨が買われます。
金利が上がる予測が立てば、投資家は通貨を買っておけば儲かるためです。
実際の株価、通貨、債券は、景気が市場に現れるより前から動き始めます。
2 そして景気が過熱を終え、減速していくと「リスクオフ期」になり、高い金利に嫌気がさし融資を受ける企業が減り、業績が落ち着いていきます。
すると株価は下落(リスクオフの売り)していきます。
いわゆるデフレ方面に向かいます。
インフレもデフレも行き過ぎるのは良くないので中央銀行はコントロールしますが、この段階で買われるのは、債券(国債、社債、地方債)や金など、価格の減少が小さいものにお金を移します。
基本的にはこの1,2をループしていきます。
今の現状はこのどちらでもなく、通貨安(貿易収支の赤字や、金利の低さによる)の影響で、物価は上がっているのに、消費は増えない(企業利益の圧迫など)
スタグフレーションと言われる状態です。
スタグフレーション
→物価高(景気が良いはず)なのに、賃金は上がらず、消費が増えない
→モノが売れなくなり、企業が儲からず、さらに景気は後退
今の金高騰や国債の利回り、株の高騰は(株は現在ちょっと特殊)
言ってしまえば「通貨安、金利の低さ」にあります。
これらに加え、政治的なモノや、中央銀行の政策、先の見通しなどが複雑に絡まり、お金が動いていきます。
Ⅱ 良い投資先を選ぶには
今SNSや広告でも株や、信託投資、NISAなどが勧められています。
日経平均が上昇してるので株が熱いとは良く聞きますが、本当にそうでしょうか?
株で「儲かる人」とはどういう人でしょうか?
配当が大きい人、または株価が「安い時に買えた人」です。
日経平均が上昇していることが株を買う理由にはなりません。そして流行っているモノにはいずれ終わりが来ます。
株で儲けるにはその株が安い時に買うから、上昇したときに高く買い手がつくのです。
7/29 日経平均チャート
7/22 月曜から株価は急激な下落をしています。直近のトレンドラインを割ってきています。
7/29 月曜は先物相場につられ株価も上昇しました。
ここからの動きは30.31に行われるFOMCと日銀会合で決まります。株を買う時や、投資資産を買う時は絶対自分で調べましょう。
今のところはまだ分かりませんが、確実に勢いは落ちています。
中央銀行の結果次第では買いのチャンス、又は損切のピンチにもなり得ます。
(予想では日銀会合→利上げ見送り気味、9月に持ち越しか?)
(FOMC→利下げ強気も今回は持ち越し?)
それと今回は日銀会合で、国債の買い入れ額の見通しも発表するみたいです。
7/29 国際10年債
国債は簡単に言うと国がお金を集めるために発行する債券で、金利がつきます。
いわゆる安定資産です。
国債は、金利が上昇すると発行済み国債の価格は下がります。
理由の一つとして、金利が上がっても発行されている国債の金利は変わらず、新規発行される国債に反映されるからです。
つまり金利の低い発行済み国債の価格は、買いたい方がいないので、売り手は安くしないと売れません。わざわざ金利の低い国債を買う人は少ないです。
7/29 GOLD
相変わらずの上昇ぶりです。金は安定資産なので、常に一定の価値があります。
個人的には今一番「積み立て」に向いている資産だと思います。
ただ大陽線が続いているのでそろそろ調整下落があるかも?と個人的におもっています。
戦争や、経済が不安定になると、安定資産は上昇する傾向があるのでポートフォリオには必ず組み込むべきものだと思います。
7/29 BTC/JPY
どこまで行くの?という感じです。
正直全く分かりませんが、トランプさんも注目しているので、価格はまだまだあがりそうではありますが、ボラティリティが大きいので、リスクも大きいです。
個人的には価格が押したところで買い増していくのがベターな気もします。
今のところ仮想通貨はその有用性よりも投機商品としての価値が強いため、価格の変動には十分注意しましょう。
「億り人」になるチャンスはまだまだありそうです!
今回は代表的なモノのお金の流れ、チャートを見てみました。
投資をする時は他の金融資産との関連性や動きにも注目すると、より正確な分析ができると思います。
参考になれば幸いです。ありがとうございました!
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